カップヌードルのCMというのは毎回奇抜なものが多いですよね。流石日清の主力商品であるだけあって、お金の掛け方も違いますし、
出てくる俳優さんや女優さんも有名な人ばかりだったりする事もあります。それくらいにやらかしたって、やはり天下の日清ですからあまり
どうこれ言われる事はないのですけれど、どうやら今回、そうでは済まない事が起きてしまったようです。今回はそれについて、まとめたいと
思います。
カップヌードルのCMが問題。
それがこのCMです。このCMにはビートたけしさん、小林幸子さん、ムツゴロウさん、矢口真里さん、新垣隆さんといった、それはそれは
ものすごい大御所が出演しているものであり、バカになる事を目的にしている大学という劇中のみの大学の教授に、それぞれの人達が
割り振られています。バカになれという如何にもインパクト溢れるこの感じ、まさしくカップヌードルのCMという感じですね。
一番最初は一般市民の皆様には全く売れなくて、機動隊員の事件現場即席食料という何とも言えない形でしか活躍できなかった
カップヌードルも、よくもまぁ、ここまで有名になったもんですよ。しかも中身はほとんど変わってないんだからすごいです。
まさしくカップラーメン界の原点にして頂点、言い方を変えればカップラーメン界の生きた化石ですな。
しかし、このCMにはとある問題点があったようで、このCMの視聴者の皆様から苦情が殺到。
それを受けて、公開されて一週間程度でテレビで放映される事はなくなってしまいましたとさ。
動画を一番上に引用しておりますが、中身を見たとしても、全くと言っていいほど問題点らしきものは確認できず、いつもどおりインパクト
溢れるカップヌードルのCMの一例であるとしか思えないです。しかも問題点はバカになれではないとのこと。一体どこに問題点があったと
いうのでしょうか。
問題点はここだった。

その問題の部分というのは、矢口真里さんの部分でした。その時に矢口さんが喋る台詞は、「二兎を追う者は一兎をも得ず」という、
欲張ると良い事がないという意味や、違った二つの事をいっぺんにしようとすれば、結局どちらも成功しないという意味のことわざ。きっと
誰もが知っていることわざなのですが、これにごくわずかな視聴者が突然クレームを上げたんだそうです。
矢口さんと言えばモーニング娘。として一世風靡をした人ですが、同時に不倫で大きな騒動を起こした人でもあります。良い意味での
時の人でもあったし、悪い意味でも時の人だったというわけですよ。そして今回の、二兎を追う者は一兎をも得ずということわざが、
彼女の不倫を思い出させるととられたらしく、視聴者の人達がこのCMを撤回しろとクレーム。それを受けて日清は謝罪文を掲載して、
このCMを封印したんだそうです。
確かに今現在、ベッキーさんと川谷さんの不倫に始まり、乙武さんの不倫、どこもかしこも不倫不倫で、2016年を現す言葉が不倫に
なってしまいそうな状態ではありますし、矢口さんもそう言う事を昔やらかしてしまった人ってのもありますけれど、それをわざわざ持ってきて
日清にクレーム付けるっていうのはやり過ぎなような気がします。ひょっとしたら日清側にはそのような意図は一切無くて、クレーマー側の
こじ付けかもしれませんし。それにクレーム付けられたからってすぐさまCMを撤去する日清もクレームに怯えすぎです。
本当にそういう意図があったのだとすれば流石に不謹慎だろうとは思いますけれど、そういう意図がないならば、それはクレーマーのこじ付けだと
言って堂々としていればいいんです。
まとめ
なかなかに面白いCMだなぁと思って見ていたのに、ほんの少しの人達のクレームによって潰されるというのは何だか残念です。日清側に
どのような意図があったのかはわかりませんけれど、もしもそのような意図がないならば、クレームを寄せた人達は、最近になってよく聞く
ようになったモンスタークレーマーと言えるでしょう。
もし、こじ付けがましいクレームを叩き付けて、日清にCMを止めさせた人が日清に勝ったなどと思って意味のない勝利と優越感に
浸っているのであれば、本人達には悪いですが、「貴方達のやっている事は立派な迷惑行為である」としか筆者は言えません。